更年期うつ
55歳のクリスマスの日、ずっとお世話になっている心療内科へ……。
名前を呼ばれ診察室に入り、10年以上お世話になっている先生の顔を見た途端、ブワッと涙が溢れ、何も言えなくて大泣きしてしまった。先生の顔を見た途端ホッとして気が緩んだのかもしれない。
やっとの思いで「すみません……泣いちゃって。眠れないし、食べれないし、何かをする気力もありません。」って言葉を絞りだすと「うつはね〜泣いちゃうんだよね。大丈夫だよ。元気が出て、食欲も出る魔法の薬を出しておくから」と優しく接してくれた。
更年期の不調の多さで、全く眠れなくなり、食べれなくなり、元気も気力も無くしていた。
更年期うつ。
自律神経失調症。
状態は悪くなる一方。漢方の効果はほとんど感じられない。
とにかく眠れない事が辛く毎日夜になるのが怖かった。夜が長い……長すぎる。でも朝は必ずやってくる。
日に日に蓄積する疲労感。不安感。
何でもないのに涙が溢れる。
ただお昼寝しているルルロロを見ても涙が流れていた。
いつも、死を意識してしまう。
マズイ……。これはマズイ。そう思った。
私、おかしくなってきてる。
道を歩いていても、自転車に乗っていても、家でテレビを見ていても急に悲しくなって泣いてしまう。
そのうち食べ物を受け付けなくなり急激に痩せてしまった。
頑張りも限界。精神的に辛すぎて自分ではもうどうする事も出来ない。
弱っちいーな私。情けない。
処方してもらったお薬は、しばらくすると効き始め、まず食べられる様になった。
そうすると少し元気が出る。
精神的にも落ち着いてきて、常に悲しいと言う感情が無くなってきた。
本当に私には魔法の薬だった。
眠れないのは相変わらずだった。
肩こり首こりも酷く、起きていても横になっていてもじっとしていられないくらい辛い。
この時期くらいから
多数の病院を渡り歩くドクターショッピングを始めてしまう。
とにかく少しでも楽になりたかった。
長くなったので次回へ
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